2012年度材料モデリング分科会

2012年度材料モデリング分科会

非線形CAE協会・材料モデリング分科会
の御案内

特定非営利活動法人非線形CAE協会 材料モデリング分科会
会長 吉田 純司

平素より非線形CAE協会の活動に御協力をいただきまして,誠にありがとうございます.

当協会では2005年より,実務での応用を意図して「ゴム分科会」を立ち上げ,ゴムの材料に関する試験と解析に関する研究活動を行なってきました.

この活動は,一昨年より「材料モデリング」と改称し,幅広い非線形材料のモデリング技術について技術情報を収集する場へ展開しています.

昨年度は,金属系の塑性に関する実務への応用として「自らの手で様々な異方性降伏関数のユーザーサブルーチンを作成する」ことを目的とした取り組みを行ない,概ね所定の成果を挙げることができました.

まとめられた成果は,Abaqus,ADINA,ANSYS,LS-DYNA,Marc,Radioss の汎用コードの形式に対応してユーザサブルーチン化されています.

また,ゴム材料を対象として,試験片レベルの研究と実機設計の中間に位置する検証試験をターゲットに活動を展開してきました.

本年度も,樹脂やゴム材料の構成則に関して,理論的な学習にとどまらず,代表的な汎用FEMの知見を国内ベンダー殿の強力な支援を得て,一般的な知見に高める活動をおこなって参ります.

本年度も,多くの皆様の御参加をお待ちしております.