非線形CAE勉強会

第13期非線形CAE勉強会・シラバス

 

第2日目 (2008年5月11日日曜日)

2-1 設計学の基礎
〔山崎光悦@金沢大〕(110+20)
  1. 設計の基礎とCAE
    • 工学設計のプロセス,モデル化と役割,CAEの機能と位置づけ,CAE活用の課題
  2. 強度設計の指標
    • 強度設計で考慮すべき要因,材料強度の指標と設計基準,剛性・変形の指標と設計基準
  3. 構造設計と設計変数
    • 標準設計問題とその設定法,設計変数による設計問題の分類,構造強度,信頼性設計
  4. 最適設計法とその分類
    • 最適性基準法、数理計画法、進化的アルゴリズム
  5. 設計問題の設定と解法
    • 設計感度解析法,局所近似と全体近似,応答曲面近似と実験計画法,RBFネットワーク近似など
  6. 多目的最適設計とその解法
    • 多目的と多基準,トレードオフとパレート解,多目的最適化法の分類と2,3の手法など
2-2 機構解析の基礎(マルチボディダイナミクス)
〔杉山博之@東京理科大〕(110+20)
  1. マルチボディダイナミクスとは
    • 1-1 必要性と適用事例
    • 1-2 機構解析の種類
    • 1-3 ジョイント拘束と自由度
    • 1-4 絶対座標と相対座標
  2. 剛体の運動学と機構解析
    • 2-1 3次元姿勢行列
    • 2-2 位置,速度,加速度の関係
    • 2-3 ジョイント拘束と拘束方程式
    • 2-4 機構の運動学解析法
    • 2-5 特異配置と冗長性
  3. 剛体の動力学とマルチボディダイナミクス
    • 3-1 ダランベールの原理
    • 3-2 慣性テンソル,重心,平行軸の定理
    • 3-3 一般化ニュートン・オイラー方程式
    • 3-4 マルチボディシステムの運動方程式
      •   3-4-1 拘束力と運動方程式の導出法
      •   3-4-2 ラグランジェ未定乗数法
      •   3-4-3 速度変換法
    • 3-5 拘束条件付き運動方程式の数値解法
2-3 CAEの誤差評価
〔山田貴博@横浜国大〕(60+10)
  1. CAEにおける誤差の要因
    • (1) 誤差の要因とV&V
    • (2) モデル化の分類
  2. モデル化誤差
  3. 離散化誤差
    • (1) 有限要素法の誤差
    • (2) 動力学問題における誤差
  4. 計算誤差
  5. まとめ