非線形CAE勉強会

第19期非線形CAE勉強会・シラバス

 

第1日目(2011/6/4,10:00〜16:20)

1-1 イントロダクション
〔運営委員〕
1-2 連続体の基礎
〜計算力学の理解の前に〜
〔京谷孝史(東北大)・石井建樹(木更津高専)〕

連続体に用いる力学モデルは数量を用いて数式によって記述される.それを理解し,また自在に操れるようになるための基礎を解説する.

  • ・ベクトルとテンソル
  • ・正規直交基底,数ベクトル,行列
  • ・対称行列の固有値と固有ベクトル
  • ・全微分と方向微分
  • ・ガウスの発散定理
  • ・物質表示と空間表示
  • ・物質時間微分と輸送定理
  • ・各種保存則の誘導
1-3 流体力学の基礎―非定常流とは―
〔山本誠(東京理科大学)〕

流体と構造の連成問題(FSI)を数値計算する場合,利用する流体と構造のCoupling法,離散化精度および乱流モデルが非常に重要となる.本講義では,流体数値計算(いわゆるCFD)の基本事項を解説するとともに,流体構造連成問題を適切に計算するためにこれらの注意すべき事項を説明する.

  1. 流体数値計算の概要
  2. 流体と構造のCoupling法
  3. 空間および時間の離散化精度
  4. FSIに対する乱流モデル