非線形CAE勉強会

第33期非線形CAE勉強会・シラバス

 

「データサイエンスとCAE」

第2日目(2018/5/13,10:00〜17:00)

2-1 確率統計学
※途中昼食時間を含む
〔林俊介・井上亮(東北大学)〕

【井上先生】
近年,ICTやセンシング技術の普及,オープンデータの推進などにより,多様かつ大量のデータを用いた分析が可能な環境が整いつつあり,データを活用した分析への関心が高まっています.様々なデータ分析手法がありますが,その中に確率モデルをベースにした手法もたくさん提案され,広く活用されています.ここでは,「確率」に関する基礎を概説します.

  1. 確率空間
  2. 確率変数
  3. 平均と分散
  4. 特性関数
  5. 条件付き確率とベイズの定理
  6. 大数の法則と中心極限定理
  7. マルコフ連鎖

【林先生】
本講義では,推計統計学に関して,『大学の学部レベルで習う基礎的な内容』に絞って講義を行う.実際,推計統計学では,母集団が何らかの確率分布に従うものとし,その母集団から一部の標本を抽出することにより,母集団の従う分布(ないし母数)を「論理的に」推測することが目的となる.

  1. 標本抽出と統計量・不偏性と一致性
  2. 点推定と信頼区間推定
  3. 最尤推定
  4. 仮説検定
  5. 線形回帰モデル・最小二乗推定量
  6. その他

※本講義はスライドとテキストを併用しながら行うので,いずれも印刷して持参することを推奨する.