非線形CAE勉強会

第37期非線形CAE勉強会・シラバス

 

「非線形CAEの本質を見る力〜課題解決力のレベルアップ〜」

第4日目(2020/12/ 5,10:00〜16:10)

4-1 連続体の力学
※途中休憩時間を含む
〔京谷孝史(東北大学)〕
  1. Cauchy応力テンソルとつり合い式
  2. 変形勾配テンソル
  3. 有限ひずみテンソルと微小ひずみテンソル
  4. 構成則の役割(微小ひずみ理論を例に)
  5. 仮想仕事式
  6. 種々の応力テンソル
  7. および上記に関連した数学の基礎
4-2 力学メカニズムの本質を見る力
(構造力学)
〔永井 亨(エムエスシーソフトウェア)〕

構造力学は,構造物を幾何学的な特徴(長い,薄い)と作用する外力の特徴(引張・圧縮,曲げ,せん断,ねじり)によってモデル化することによって,構造物の各部分に生じる変形や応力を解析する学問です.本講義では,3次元構造物の有限要素解析と組み合わせて活用することを念頭に置いて,構造力学のエッセンスを学びます.

4-3 課題解決の本質を見る力
(分科会報告)
〔井上友景(メカニカルデザイン)〕

 CAEユーザーにとって設計で生じる課題の解決が,CAE活用の目的の一つであろう.しかしながら,「課題解決の本質を見る力」を習得しなければ,表面的な解析結果しか得られず,結果として解決に至らない場合も少なくない.
 2017年より,当協会ではこれまでの「材料モデリング分科会」で対象としてきた材料構成則にとどまらず,接触境界条件や有限要素タイプ,非線形解法等にもその対象を広げ,またV & Vの枠組みを意識したシミュレーションの工学利用を念頭におき,実践的かつ多様な視点を体験いただく場として「解析モデリング分科会」を提供している.
 本活動では,実機に近い具体的な問題を提示し,力学と解析手法の視点から技術的な課題の抽出と切り分けを行うことによって,見通しの良い知見に導くことを目指し,さらに「作業部会」として,参加者自らが具体的に手を動かし,問題の取り組み方,シミュレーションの実施,計算結果の解釈について議論する場を設けている.
 本報では,その活動内容を事例を交えて紹介しながら,「課題解決の本質を見る力」について考察する.