非線形CAE勉強会

第42期非線形CAE勉強会・シラバス

 

「CAEにおけるDX」

第1日目(2023/5/20(土) 9:30〜16:45)

1-1 はじめに
〔寺田賢二郎(東北大学)〕
1-2 連続体の力学
※途中休憩時間を含む
〔京谷孝史(東北大学)〕
  1. Cauchy応力テンソルとつり合い式
  2. 変形勾配テンソル
  3. 有限ひずみテンソルと微小ひずみテンソル
  4. 構成則の役割(微小ひずみ理論を例に)
  5. 仮想仕事式
  6. 種々の応力テンソル
  7. および上記に関連した数学の基礎

※上記の内容を,2日間に分けて講義します

1-3 構成則の基礎理論,各種モデル,計算手続き
〔山川優樹(東北大学)〕

この講義では,弾塑性を中心として非弾性構成則の基礎理論を説明するとともに,様々な工業材料を対象とした各種の構成モデルを紹介する.その際,様々な構成モデルの共通点と相違点を理解するための基本事項に視点を置いて解説する.また,非弾性構成則を有限要素法などによる数値解析へ導入するための手続きとして,初期値問題としての構成則の定式化,時間方向離散化による構成式の増分表示の導出,リターンマッピングによる応力計算法を説明する.この講義では主に微小変形理論に基づく構成則を取り上げるが,発展的事項として有限変形理論に基づく構成則ついても触れる.

  1. 構成則の基本的枠組み:1次元モデルから3次元モデルへ
  2. 各種の構成モデル:共通点と相違点は
  3. 非弾性構成則の計算手続き:構成則の初期値問題,時間方向離散化,リターンマッピング
  4. 有限変形理論に基づく構成則