2019年度解析モデリング分科会

2019年度解析モデリング分科会

開催趣旨
 

非線形CAE協会・解析モデリング分科会
の御案内

特定非営利活動法人非線形CAE協会 解析モデリング分科会
会長 山田 貴博

平素より非線形CAE協会の活動に御協力をいただきまして,誠にありがとうございます.2017年度より始まりました「解析モデリング分科会」の2019年度正式参加を募ります.

2005年より,当協会では金属,樹脂,ゴム材料の試験と解析を中心に「ゴム分科会」その後「材料モデリング分科会」として活動して参りましたが,これまで対象としてきた材料構成則にとどまらず,接触境界条件や有限要素タイプ,非線形解法等にも対象を広げます.また,V & Vの枠組みを意識したモデリングとシミュレーションおよびその工学利用を念頭におき,実践的な技術情報を多様な視点で得る場として,当分科会を提供いたします.

当分科会では,具体的な実機に近い問題を提示し,その問題に内在する力学や解析手法を理解し,技術的課題の抽出,切り分けを行うことで,実務に有用な知見を得ることを目指します.今年度は,樹脂材料の材料試験と汎用ソフトウェアによるモデリングおよび評価と,超弾性体によるベンチマーク解析の2つの課題を取り上げます.分科会参加者から募られた有志による作業部会では,年間を通した活動として,参加者自らが具体的に手を動かし,問題の取り組み方,シミュレーションの実施,計算結果の解釈について議論します.

非線形CAE協会の下部組織である当分科会は,国内の研究者やベンダー各社殿の支援を得て,理論的な学習にとどまらず,個別の汎用FEMの知見を一般化された知見に高めることを目標に掲げて活動します.ユーザ,ベンダー,研究者の長年にわたる強力な協業体制は,前身の材料モデリング分科会から当分科会に継承されます.

これまでの分科会に参加された皆様はもとより,新たに参加する皆様にも,自ら手を動かしながら,内在する力学や解析手法の一層の理解を頂き,実務への応用を実践していきます.

多くの皆様の御参加をお待ちしております.