2020年度解析モデリング分科会

2020年度解析モデリング分科会

開催趣旨
 

非線形CAE協会・解析モデリング分科会
の御案内

特定非営利活動法人非線形CAE協会 解析モデリング分科会
会長 山田 貴博

平素より非線形CAE協会の活動に御協力をいただきまして,誠にありがとうございます.2020年度「解析モデリング分科会」正式参加の募集についてご案内いたします.

新型コロナウィルスの影響で多くの活動が困難な状況に陥っておりますが,非線形CAE協会では,今年度も継続的な勉強の場を提供していくことを決定いたしました.本年度の解析モデリング分科会は,オンラインセミナー形式での開催を予定しております.

2005年より,当協会では金属,樹脂,ゴム材料の試験と解析を中心に「ゴム分科会」その後「材料モデリング分科会」として活動して参りましたが,これまで対象としてきた材料構成則にとどまらず,接触境界条件や有限要素タイプ,非線形解法等にもその対象を広げ,またV & Vの枠組みを意識したシミュレーションの工学利用を念頭におき,実践的かつ多様な視点を体験いただく場として当分科会を提供しています.

今年度は,以下の2つの課題を取り上げます.
  ・樹脂材料の材料試験と汎用ソフトウェアによるモデリングおよび評価
  ・超弾性体によるベンチマーク解析
本活動では,実機に近い具体的な問題を提示し,力学と解析手法の視点から技術的な課題の抽出と切り分けを行うことによって,見通しの良い知見に導くことを目指します.この趣旨に基づき,「作業部会」として,参加者自らが具体的に手を動かし,問題の取り組み方,シミュレーションの実施,計算結果の解釈について議論する場を設けます.

なお当分科会は,非線形CAE協会の下部組織として活動しています.協会活動の大きな特徴として,計算力学の理論的な学習にとどまらず,商用として国内に普及している汎用FEMの使用を,より一般化された知見として高めることを目標に,国内研究者やベンダー各社殿の支援を得てこれまでも活動を継続してきました.

これまでの分科会に参加された皆様はもとより,新たに参加する皆様も,自ら手を動かすことによって,実務への地に足の着いた応用を実践していただきたいと希望しています.

多くの皆様の御参加をお待ちしております.