2007年度ゴム分科会

2007年度ゴム分科会

開催趣旨
 

非線形CAE協会・2007年度ゴム分科会のご案内

特定非営利活動法人非線形CAE協会
理事長 菊池 昇

拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

非線形CAE協会では、実務的な応用に根ざした非線形力学およびCAEを体系的に学ぶ場として「非線形CAE勉強会」を企画し、2002年冬以来、計10回の勉強会を開催して参りました。

この間、皆様から多くの御意見・御指摘を頂戴し、企業エンジニアの皆様を中心にのべ2000名の参加を賜り、現在に至りましたことを、厚く御礼申し上げます。

また一昨年からは、ゴムの粘弾性挙動を取り上げ、分科会活動を開始しました。各界から50名の参加者を得て、超弾性および微小ひずみ粘弾性について、一連の成果を達成しております。

今年度は、これらの実験的な活動を背景とし、理論的な講義を中心に活動を継続して参ります。

皆様の御参加をお待ち申し上げるとともに、本協会活動への御理解と御支援をお願い申し上げます。

 

NPO 非線形CAE協会 ゴム分科会
会長 井戸 浩登

平素より、ゴム分科会に御協力をいただきまして、誠にありがとうございます。

ゴム分科会では、研究・開発・設計・製造…等におきまして、CAE 技術を活用していくための実践的な課題に取り組むことを目的に活動を重ねて参りました。

非線形材料であるゴムの工業的な用途は幅広く、その設計を支援するCAEの課題も多いため、市販の解析ツールを導入するだけでは解決できていないのが実情です。

ゴム分科会では、以下の内容を基軸に活動を行っていきます。

  • ゴムのモデル化に関する理論背景の勉強
  • 出典/背景が明確で、自分自身で自由に加工できる材料試験データの収集
  • 汎用のFEMソルバーにおけるゴム材料のモデル/材料定数/解析の雛形データの構築とデータベースの作成
  • 技術情報・トピックスの収集 / 技術交流の場の提供

今年度は、過去2年間で取り組んだ大掛かりな材料試験や数値同定に代えて、実務や理論面での勉強/講義を中心に内容を構成いたしました。これに伴い、CAEベンダー各社への依頼工数や実験コストを削減し、今期に関しては会費を低く抑えています。

今後とも、産学の協力を仰ぎながら、実践的な課題に取り組んで行きたいと考えており、多くの皆様の御参加をお待ちしております。